フェンシングとは?

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フェンシングの歴史


フェンシングはヨーロッパ中世の騎士道華やかなりし頃、「身を守る」「名誉を守る」ことを目的として磨かれ、発達してきた剣技です。その繊細かつスピィーディなテクニックに魅せられる者が多く、競技化への道を歩むこととなりました。オリンピックでは、第1回近代オリンピック(1896年、アテネ)以来、今日に至るまで毎回正式種目となっている、伝統ある競技です。
日本では、昭和7年ごろスポーツ競技として「フェンシング」が広まりました。競技人口も他のスポーツに比べると少なくマイナースポーツでしたが、2008年北京オリンピック男子フルーレ個人で太田雄貴選手が銀メダルを獲得し、ついに日本フェンシング界初のオリンピックメダリストが誕生しました。これを機に「フェンシング」もテレビなどメディア等で取り上げられるようになり、フェンシング競技人口も増えてきました。さらに4年後の2012年のロンドンオリンピックでは男子フルーレ団体でも銀メダルを獲得しました。そして次の東京オリンピックを目指し、多くのフェンサーが日々頑張っています!


フェンシングってどんなスポーツ?


フェンシングは、ピストと呼ばれる細長い舞台の上で、二人の選手が向かい合って立ち、片手に持った剣で互いの体を突いて勝敗を決めるスポーツです。攻撃(剣で相手の体に触れる)を成功させるとポイントとなり、規定のポイントを先取した選手が勝利します。

フェンシングの3つの種目 フェンシングには、剣の長さや有効面、攻撃権の有無によって3種目に分かれています。


フルーレは「攻撃権」を尊重する種目です。剣を持って向かい合った両選手のうち、先に腕を伸ばし剣先を相手に向けた方に「攻撃権」が生じます。相手がその剣を払ったり叩いたりして向けられた剣先を逸らせる、間合いを切って逃げ切るなどすると、「攻撃権」が消滅し、逆に相手が「攻撃権(すなわち反撃の権利)」を得ることになります。このように、攻撃―防御―反撃―再反撃といった瞬時の技と動作の応酬(剣のやりとり)がこの種目の見どころになっています。

エペの基本ルールは単純明快。全身すべてが有効面で、先に突いた方にポイントが入り、両者同時に突いた場合は双方のポイントとなります。ランプの点灯に注目していればどちらの選手がポイントを挙げたか判断できるので、最もわかりやすい種目と言えます。前腕を狙っての攻防から一転、つま先への意表を突く攻め、あるいは機を見て思い切った接近戦に持ち込むなど、スピーディかつ変化に富んだ試合展開が見どころとなります。


フルーレとエペが「突き」だけの競技であるのに対し、サーブルには「斬り(カット)」と「突き」があります。ルールはフルーレと同様「攻撃権」に基づいていますが、「斬り」の技が加わる分、よりダイナミックな攻防が見られます。